AUGraphも使える!

Audio Unit(AU)を簡単な使いたいという方のために、AUGraphという仕組みがあります。
簡単に言うと、複数のAU(AUGraphの中ではNodeというオブジェクトでラップされます)をチェーン状につなげて、一連の処理を定義することができるというもので、たとえば、音声ファイルを再生するAU -> フィルターのAU -> 出力のAUというAUGraphを作ることで、フィルターをかけてファイルを再生するという処理が実現できます。


AUGraphに関しては、My Codex Lexter http://nagano.monalisa-au.org/?p=40 がまとまっています。 (この人すごいなぁー! リスペクト)


iPhoneでも、このAUGraphの仕組みを使うことができます。ただし、iPhoneとOS 10.5以上から、AUGraphのAPIが変わっているので注意が必要です。


具体的には、上記のMy Codex Lexterで、AUGraphNewNodeで新しいNodeを作っているのに対して、iPhone上では新しいAPI - AUGraphAddNodeを使う必要があります。この辺は、ヘッダ(AudioToolboxフレームワークの、AUGraph.h)をチェックして、どのAPIが変わったのかを調べてみることをオススメします。